自分の考えを整理してみた
こんにちは。
塔村です。
先週金曜日のゼミは、文学の回の第二回目でした。前回考えた課題についてさらに考えました。
manataro1112.hatenablog.com
①人間(クローン人間)を作り出すことの是非
私は前回ブログにも書きましたように、クローン人間を作り出すことに対して反対です。理由は以下の3つです。
この考えをゼミの友達と共有し合いました。それをもとに分布表を作りました。
私は「反対」の意見しか持っておらず、友達が「賛成」の意見を言ったとき、うわぁ!って鳥肌が立つほど驚いたし、なるほど!と思いました。それは、今、クローン人間が当たり前ではない世の中だからクローン人間への抵抗があるけど、もし、すべての人間がクローン技術により誕生する世の中だったら、私たちが感じているこの抵抗が逆のものになるのではないかという考えです。生命の誕生は愛の結晶によるものだということへの違和感を感じる世界だったら、クローン人間を否定することはできなかったに違いありません。伝わっているかは分かりませんが、私はとても納得しました。
これはクローン人間にだけ言えることではないと思います。人は当たり前のことに対するギャップを敏感に感じる生き物です。特に生まれ育った環境は非常に影響すると思います。カルチャーショックとかジェネレーションギャップは当たり前を覆されたから驚きが生まれるわけで、どちらが(何が)正しいとは言い切れません。だから、違う何かにぶち当たってもそれを受け入れる姿勢を持つことが大切だと感じました。
石川先生や他のゼミ生の意見には、少子高齢化や人手不足などの社会問題への貢献に繋がる、事故や生まれつき身体に障害がある方のためのスペアパーツとなるという客観的・賛成の考え、自分の仕事を丸投げできるという主観的・賛成の考え、命の価値が薄れるという客観的・反対の考え、人体実験などに使われる、理想的に育つか不明、殺されるかもしれないという主観的・反対の考えなど様々で、自分では思いつかない意見を知ることが出来て勉強になりました。
先ほどの写真のように、自分の考えを分布することで自分が分かるようになります。私には客観的にも主観的にも賛成の考えが欠けているということが分かります。このように考えを分布することは、論文を書く時や議論を行う上でも重要になってくると学びました。論文は、根拠や自分の考えが大事なので、4つの要素が含まれていることが理想だといいます。また、議論では、自分や相手の意見がどこに当てはまるのか?ということを意識しながら行うとより深まるといいます。
②自己肯定感はどうすれば(どのように)実感できるのか
こちらも、以前ブログに書いた内容とほとんど同じで、自己肯定感を実感するためには、人との関りが大切であり、思いやりの心を持つことを忘れないことが大事だと思います。
しかし、授業で改めて考えたとき、ふと哲学の回を思出しました。自己肯定感を実感したいがために相手を思いやるのは、相手のためを思って何かしているようで、結局は自分のためなのではないか?という考えが生まれました。いや、そんなことはない、本当に相手を思いやっていると考えても何とでも言えるし、キリがありません。そう思うと明確な答えは出ないまま今もモヤモヤしています。
だからここでは他のゼミ生の意見を紹介します。
・過去の経験などから自分自身で作った枠組みの中→自分の評価、外→他者からの評価
・人から良い点だけ言ってもらう。褒めてもらう。
・自分次第。自分がどう思うか。自分が良ければOK
・自分で自分を褒める
・厳しい他者から褒められる。
・他者から頼られる。
・責任を持つ。
・存在を認められる。(「いてくれてよかった!」と言われたとき。)
・出来なかったことが出来るようになったとき⇒達成感
・経験と環境→ちょうどよいバランスで初めて生まれる
自分がどう思うかだ!という意見や、他者が関わっているという意見など、1つの質問からこんなにもたくさんの考えが生まれて凄いと思ったし、どれも興味深かったです。
石川先生が仰っていましたが、人はみんな認められたいという欲求を持っていて、それはフランケンシュタインに出てくる登場人物たちも同じだと。その中でどう他者と関わり、自己肯定感を獲得するのか。考えは様々で深く考えるほど答えはでない!ですね。
グラレコ風にまとめたやつ☟
また明日もよろしくお願いいたします。
それではまた次回。