東京研修③
こんにちは。
塔村です。
2月23日(土)は、えがこう!さん主催の可視化コミュニケーションワークショップに参加させていただきました。
講師はえがこう!を運営する株式会社TAMのアートディレクター、日高さん。
まずはじめに”可視化”について学びました。
可視化とは、言葉だけでやりとりしていた内容を描いてコミュニケーションをはかり、考えの共有をスムーズにすることです。
可視化は、スピーディな意思決定や発想の広がり、共創へつながるという点でビジネスの場でも活用されています。大学で勤務している私の母から、研究内容をまとめるときに文字だけでなく絵や図も用いた資料の方が見やすいが、自分でやるとなると手間も時間もかかるのでわざわざ十数万をかけていると聞き、それだけ需要があるし、可視化することで理解度も深まるのだと感じました。
次に可視化を体験してみました。
二人ペアになり、一方は出されたお題を相手に言葉だけで伝え、もう一方は相手から受けた情報を紙に描く、つまり可視化するのを行いました。
私が描いたのがこちら☟
ちなみにお題はこちら☟
自分と相手の定義が異なる場合もあるため、誤解が生まれやすいのが言葉だけのやり取りです。(これは比較的簡単とされていたお題でしたが。。。笑)言葉だけのやり取りでは、アレといえばコレしかない!のように相手と自分が同じモノを想像できる伝え方も大切だと学びました。それと同時に自分の考えを言葉のみで伝えるのが難しい場合には絵や図にして描いて伝えたほうが一瞬で分かりやすいということも実感しました。
描くことで…
関係性の理解が早い
抜け漏れ矛盾を発見しやすい
後からアイデアを展開しやすい
日高さんが話されていたどこかの市役所での可視化活用例も印象的でした。高齢者の方々にマイナンバーの説明をする際に40分以上かかってしまい、他の業務が進まないうえに窓口もふさがってしまうので、文章のみの説明書から絵や図を用いた説明書に変えたそうです。そうすることで複雑さが解きほぐされ、説明する側もやりやすく、説明される側も分かりやすいため、時間短縮に繋がったというのです。
次に可視化の定義について学びました。
①パーソナル・グラフィック…自分の頭の中の整理
②ノート・テイキング…受動的
③グラフィック・レコーディング(グラレコ)…議論には入らない
④グラフィック・ファシリテーション…自分も議論に入りながら描く
⑤ストラジテック・グラフィック…テキストをまず理解し、そこから分かりやすく文字・図化するため時間がかかる
可視化の3つのポイント「描く、イメージする、まとめる」に沿って、ペンの持ち方から最終的には③のグラレコに挑戦するところまで、日高さんにはたくさんのことを教えていただきました。
これ、何を表しているか分かりますか??
正解は「睡眠時間」です。グループでお互いに当てっこして、友達が秒で答えてくれたのでとても嬉しかったです!
絵を描くことに自信がないので、グラレコと聞いてはじめは”私には絶対無理”というマイナスなイメージしかありませんでした。しかし、今回のWSを通して、絵の得意不得意は関係ないことや可視化の価値を知ることができたので、以前よりさらに興味がわきました。たった一度のWSだけではやはり難しい部分もありましたが、3時間は本当にあっという間で、シンプルに楽しかったです。だから家に帰って描きたくてうずうずしていてすぐに当日のことをまとめました。(ブログを書くのは遅くなりましたが…)
このWSを通して学んだ”可視化”をこれからの生活で意識し目を向けるのと同じように、もっともっと興味や疑問を持ち、自分とは関係ないとか自分には無理、向いていないと思わず、いろんなことに挑戦していきたいと思いました。
改めて今回このような貴重な経験、そして充実した研修の場を設けて下さった森田先生をはじめとするGoogle様、インフォバーン様、えがこう!様 並びにTAM様には心より感謝致します。
それではまた次回。