まなたろぶろぐ

福岡大学卒 社会人2年目

総合ゼミ ー学食の新たな事業を考えるー

こんにちは。

 

塔村です。

 

先週の土曜日の13時から17時まで福岡大学にて工学部と商学部の総合ゼミがありました。

 

 工学部の学生と普段関わることは全くないので、単純にどんな考え方を持っているのだろうという興味と、お題が「学食の新たな事業を考える」だったのでなんか面白そうだなーと思い参加しました。

 

私のチームは工学部2人と商学部2人の計4人でした。

 

自己紹介を済ませた後、以下のグランドルールのもと活動を開始しました。

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①ビジネスモデルキャンバス作り

まずはじめに、今現在の学食について話し合い、ビジネスモデルキャンバスを作成しました。

 

ビジネスモデルキャンバスとは、ビジネスモデルをいくつかの要素に分類し、それぞれが相互にどのように関係しているかを図示したものです。こうすることによってビジネスモデルを視覚的に捉えることが出来るというわけです。

 

要素は全部で9つあり、上から順に考えていきました。

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ポストイットが重なり分かりにくい部分もありますが、私たちのチームは以下のようにまとまりました。f:id:manataro1112:20181127113641j:image

 

[学び・気づき]

・CH(チャネル)とKA(主な活動)の区別が分からず、似たような要素になってしまった

・考慮しなければならない幅の判断に困った

→ex)KR(主なリソース)って土地も含める??

→グランドルール「迷ったらGO」に従いとりあえず考え出したことは全部ポストイットすることに(不要ならばあとでポイできるし)

・改めて考えると、学校の負担があるとはいえ、学食ってただひたすら料理を提供するだけで、利益もクソもない

→そもそも売上をがばがば上げようというビジネスでないためそれでいいのだが

→学生数えげつないから赤字ということはないし

 

②新たなビジネスアイデア作り

次に、①のビジネスモデルキャンバスをふまえて、新たなビジネスアイデアを各チームひとつずつ考えました。

 

私たちのチームは学食を利用するとき「混雑」が4人の共通のマイナスポイントとしてあげられたため、それを解消できるようなビジネスアイデアを話し合いました。

 

その結果以下の3つの案にまとまりました。

1、ICカード

・混雑の原因を会計時と捉え、ICカードに予めチャージしておくことで会計がスムーズに済まされる。

→会計のための人員削減にも繋がる

→今まで会計担当だった人が調理にまわることによる作業の効率化

・学生証でも良さげだが、先生や地域の方々も学食を利用することを考慮。

2、アプリ

・混雑によりメニューを見て選ぶまでの時間が限られるため(工学部の学生曰く特に第三食堂)、メニューをアプリで把握できるようにする。

→じっくりメニューを選ぶ時間を提供することで顧客の満足度up

3、お弁当

・混雑を避けるため食堂で食事をとらなくてもいいようにお弁当を販売。

→席を気にせずに済む 

 

コスト面など現実的に考えて、3のお弁当を新たなビジネスアイデアにしました。

 

[学び・気づき]

・自分たちも一人の学食利用者であるため、改善点や実際に使いたい!と思えるようなビジネスアイデアを話し合うのは面白かったし、やりやすかった

インパクトのある”なんそれ!新しい!”って思えるようなビジネスアイデアは考えつかなかった

 

③ピッチ

次に、考えたビジネスアイデアを他のチームにピッチ、つまりプレゼンをしました。

 

各チームでイーゼルパッドにサービス名、ポイント、ターゲット、価値を書き出しました。

 

私たちのチームのビジネスアイデア

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サービス名はどこか無料感が漂う「弁当配布プロジェクト」 

 

お弁当には2パターン存在します。お昼から規定の量を販売するお弁当と、閉店間際に廃棄になりそうな食材を使ったお弁当です。

 

ポイント①来客数増加 ※ピッチの最中に気付いたことですが、”ピーク時以外”は不要でした。

お昼からお弁当を販売することで、今までは混雑を理由に学食を利用しなかった顧客がお弁当を買いに来るようになります。学食で座る席がなくても、お弁当を買い、例えば学生ならば次の教室で食べることができます。

 

また、閉店間際にもお弁当を販売するのは、それまでスーパーやコンビニで夜ご飯を購入していた顧客を学食に取り込むためです。特に大学近辺に住む一人暮らしの学生は買いに来るのではないかと思います。

 

ポイント②廃棄処分量の削減

具体的にどのくらい廃棄処分量があるかは分かりませんが、その量を少しでも削減できるのならお弁当と化するべきだと考えました。

 

ポイント③低価格で提供 

ここでひとつ誤解をしないでいただきたいのは、お昼から販売するお弁当はあくまでコンビニと比較しての低価格です。廃棄になりそうな食材を使って販売するお弁当は、廃棄にかかるコストの削減に繋がるため、ゴミになるよりは少しでも利益をとお昼の分よりもさらに低価格で提供します。 

 

[学び・気づき]

・ピッチをしてみて初めて気付くことがあり、アイデアには流れや根拠が重要だなと学んだ。

→ex)ピーク時以外の来客数増加…ん?ピーク時、ピーク時以外関係ないなこれ

・廃棄になりそうな食材を使ったお弁当も廃棄になったら結局容器代が無駄になって利益どころかマイナスになるのでは。

→容器代はそんなに高くないはず。厳密に考えるとどうなんだろう。。。

・食堂で働く方々の負担を今より減らすどころか増やしてしまっている

・食堂は多いが(福大って9つあるらしいね!?)、遅くまで開いているのは第一食堂だけ。廃棄になりそうな食材を使ったお弁当は第一食堂でしか販売できなさそう。

→それぞれの食堂の廃棄を第一食堂に運ぶ

→その労力は果たして価値があるのか

 

[ピッチで他のチームからコメントをもらった時の学び・気づき]

・食堂でやる意味

→食堂のあのメニューが食べたい!という顧客、混んでて座れないからやめるか…という顧客に足を運んでもらうため

→他でお弁当を頼んで外注費などがかかるなら、食堂で作っているのをそのまま提供する方が低コストで済むから

・陽だまりで既にお弁当販売はされているがそれとの違いは?

→食堂のメニューがそのままお弁当に

→お昼休み以外も販売している

 

④まとめ

チームで良かった点、悪かった点を書き出しました。f:id:manataro1112:20181127165858j:image

私たちのチームは初対面とは思えないくらいまとまりがあって、全員が意見を出し合い、全員で納得のいくアイデアを作り切ることが出来たのではないかと思います。

 

その後個々に振り返りシートを書き、総合ゼミの自己採点をしました。チームメイトは90点や85点など高得点を書いていた中、私は65点とつけました。(低っ!って言われた笑)100点をチームと個人で50点ずつとし、チーム45点+個人20点=65点となったわけです。

 

[学び・気づき]

・ピッチの難しさ。自分では理解しているつもりでも相手に伝えようとすると上手く伝わらない。

→何からどう伝えていいか苦戦した

順序良く伝える技術が欠けている

・工学部の2人は4年生で「1日インターンとかほんとこんな感じ。時間内に完成させるのももちろん大事なんだけど、この最後のまとめもかなり大事。」と教えてくれた。

 

⑤結果発表

他のチームのピッチを聞いているとき、面白いアイデアばかりでどのチームも素晴らしかったのですが、お世辞抜きで、愛社精神なしで、本当に利用したい!と思えるアイデアは私たちのチームのものでした。

 

だから自分のとこに票を入れました。

 

そしてドキドキの結果は、なんと…

 

1位!きらきら

 

素直に嬉しい。

 

私がもう一つ票を入れたチームのビジネスアイデア
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最初聞いたときはぶっっっちゃけ「使いたい!」と思いませんでした。(言えなかったけど…)

 

たしかに私たちのチームも考えたし、今の時代みんなスマホいじってるし、クーポンとかポイントつくなら使おうかなと思うけど、でもこのアプリで混雑を防げるどころか逆にもっと混雑しそうという問題が。

 

そして再ピッチにやってきたこのチームは、席にQRコードがあり、アプリでそのQRコードを読み取ることで混雑状況を反映させるシステムを追加しました。

 

いやわざわざやらんやろと思っていたら、QRコードを読み取ることでポイントの付与クーポン取得の特典がつくようにしてきました。

 

そしたらお金のない大学生はみんなやるよなー。いや、でも待てよ。みんなやっちゃったらクーポン使いたいってみんな来てまた混むやんとコメントしようとしたら、クーポンに有効時間を加えることでそれを防ごうというのです。ピーク時は使えないようにしたら混雑への影響はないと考えました。

 

というわけで票を入れさせていただきました。 

 

他のチームのアイデアたち☟
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4時間の総合ゼミでしたが、本当にあっという間で休憩なしでぶっ続けられるくらい楽しかったです。

 

最後にいただいた先生方からのコメントで印象的だったのが、「自分の意見を気持ちよく通すことができた、または相手の意見を気持ちよく受け入れることができたのには、言い方だったり、説得力だったりがあってだから、この人上手だなと思ったら真似して、これからたくさん経験を積むといい。」とおっしゃっていたことです。

 

また、この活動を通して他学部との違いを感じたか問われましたが、私はあんまり感じませんでした。それはどちらかが合わせた、寄せて来てくれたという可能性もあるということを森田先生かどなたかがおっしゃっていたような。。。なるほどねと思いました。

 

関係ないかもしれませんが、強く感じたのは、私を含めみんな漢字が書けないということ。笑 いつもスマホやパソコンの変換機能に頼ってばかりで、ド忘れやら書き間違いやらが激しかったです…。

 

あと余談ですが、この度初めて福岡大学4号館に行ったわけですが、とっても綺麗ですね!行く前、4号館の存在、場所すら知らなかった私は福大のマップを検索していました。笑

 

今回の総合ゼミでビジネスモデルキャンバスなど新たな知識が増えたし、何より自分のプレゼン力の低さ、伝達力のなさ、シンプルに話すのが下手くそということを思い知れたので参加してよかったなと思いました。落ち込むというよりは自分には伸びしろしかないという前向きな姿勢です。

 

藤野先生がおっしゃっていましたが、楽しい!参加してよかった!と思えたのは、やりやすいワークショップを森田先生が提供してくださったということだから、自分がもしその立場になったらというところまで考えてみると良い、と。深いな~。

 

先生方、工学部、商学部のみなさん、ありがとうございました。

 

あー、もっと頑張ろうっと。

 

それではまた次回。