東京研修②
こんにちは。
塔村です。
2月22日(金)の午後はインフォバーンに訪れました。
インフォバーンは、クライアントの課題をデジタルで解決する会社です。
まずはじめに、以前「福岡リモートワーク生活」というプログラムに参加されていた時に、福岡大学にお越しいただいた田汲さんよりお話をしていただきました。前回同様、先日もとても面白くお話をしてくださいました。(以下のブログの後半に前回のことが書かれています。)
田汲さんは過去に、ある一通の間違いメールから見知らぬ男子高校生とやりとりをするようになったそうです。毎日交わすメッセージの他にも電話をしたり、時には喧嘩をしたりする中で、ある事に気づいたといいます。彼はえいしん君という名前だったので田汲さんはこの彼から学んだことを”えいしんメソッド”と名付けました。
~えいしんメソッド~
⑴相手の話をよく聞く
⑵ウソをつかない
⑶相手のツボをおさえる +ギャップで魅了する
この”えいしんメソッド”は、マーケティングにおけるエンゲージメントを獲得するためのコンテンツ作りにも応用できるのです。相手の情報を聞き出し、本音で向き合うこと。そうすれば、相手も自ずと寄り添ってきてくれるのです。
田汲さんは私たちに、広義でのマーケティングにおける3つのポイントとして話したがこれは就活の面接や恋愛にも同じことが言えること、結局人は感情で動くので人を大切にすることとおっしゃられていたのが印象的でした。
また何よりも田汲さんの話し方やスライドの内容、聞き手の興味関心の引き寄せ方などにただひたすらスゴイ、私もこんな風になりたいと思いました。
”えいしんメソッド”を上手く伝えるのが難しいので書こうか迷いましたが、インパクトがすごすぎて書かずにはいられませんでした。(でもここまで書くだけでもめっちゃ時間かかった。笑)田汲さんご本人から直接お話を聞く方が何倍も面白いしグッとくるのでぜひ聞いてほしいです。。
次に、IDL(インフォバーン デザイン ラボ)の川田さんよりお話をしていただきました。
IDLは、企業のイノベーションを総合的に支援するチームです。2年前に始まった取り組みで、活動のメインは京都、サブが東京だそうです。全員で9人しかいないため、京都のメンバーが東京の仕事を任されることもあったり、その逆もあったりで、行ったり来たりを繰り返していると川田さんはおっしゃっていました。
いろいろな活動をされている中でUXデザインのお話は、私たちがゼミでやってきたことにも通ずるところがあったので、実際の現場ではどのようにしてみなさんが働かれているかがとても興味深かったです。
ユーザーインタビューをしたり、ペルソナを作ったり、付箋をペタペタ貼ってアイデアを出し合ったりまとめたり、今までも何度か社会人がやるようなことを大学生でやっていてすごいねとか言っていただいたこともありましたが、なんだか半信半疑で、でも川田さんのお話を聞いて社会人の方々も本当にやるんだぁとやっと実感がわいてきました。
また、前期のゼミで”新しいデザインの絆創膏を考える”ときに用いたカスタマー・ジャーニーも同様にされていることが分かり、さらに現実味があふれてきました。
川田さんのお話しの後にゼミ生を代表して金田くんが私たちの活動についてプレゼンしてくれました。活動を通して生まれた疑問や悩みを川田さんに聞いていただき、アドバイスもいただきました。
金田君がまとめてくれた私たちの疑問や悩みは以下の5つです。
1、分析がうまくいかない場合は観察不足?
2、うまく言語化できない
3、偏見や固定概念が邪魔をし方向性がズレる
4、深入りしすぎて限定的な部分しかみえなくなる
5、悩んだときに自分で気が付けるようになりたい
まさにこの5つは私自身の課題でもあったのでまとめてくれてありがとうって感じでした。ミズノさんとのプロジェクトが終わったとき、なんとなーくまわりのみんなからは”やりきった感”を感じましたが、私は未だにモヤモヤする部分があったりして、それこそ観察不足だったのかなーとか、自分の頭が固いからかなーとか思っていました。あとは発表前日に台湾行って遊んでたのも関係あるのかな。。(てか原因ほぼこれかな。。)
すると川田さんからひと言。「大丈夫!!!」
そうおっしゃられたときになんだか今までのモヤモヤが少し晴れたような気がしました。また、「最初はみんなそうだし、回数を重ねている私でも未だにモヤモヤすることがある。だって正解なんてないから。」ともおっしゃられており、川田さんでもモヤモヤするんだぁ。なら私なんかがモヤモヤして当たり前だなぁ。って思いました。
川田さんは5つの悩みを一つひとつ解決に導いてくださいました。
1、分析がうまくいかない場合は観察不足?
→なぜ?がはっきりしていないから。
2、うまく言語化できない
→引き出しをふやすべし。あとは辞書を引いてみるとか。
3、偏見や固定概念が邪魔をし方向性がズレる
→ひたすら話し合う。
4、深入りしすぎて限定的な部分しかみえなくなる
→テーマをいろいろ重ねる。例えば場所を変えるとか。
5、悩んだときに自分で気が付けるようになりたい
→経験あるのみ。経験が浅いうちは経験豊富な人に助けてもらうしかない。
分析がうまくいかなくて思考が停止することが多々あり、週一のゼミの時間だけでは足りませんでした。それは果たすべき目的や原点を見失っていたからなのです。たしかに考えすぎるあまり脱線することもあったなと振り返ります。そのたびに森田先生が手助けしてくださったのも事実です。引き出しは読書や、新学期からのゼミ活動である哲学や心理学を学ぶことで徐々にふやしていきたいです。もちろんこのブログもめげずに書いていき、言語化の質を上げていきたいです。
正解がないということに関しては、仮説として良いと思ったら前に進むべきと川田さんがおっしゃっていました。たしかに、ある程度のところで前に進まなければいつまで経ってもズルズル引きずってしまいそうですよね。
川田さんのたくさんの貴重なお話ととても参考になるアドバイスを今後のゼミに活かしていきたいです。本当にありがとうございました!
身を乗り出して聞きたくなるお話をしてくださった田汲さんも、みんなの思いを代表して分かりやすくプレゼンをしてくれた金田くんもありがとうございました!そして何よりこの機会を設けて下さったインフォバーンの皆さまと森田先生、ありがとうございました!
翌日のワークショップについては次回書きます。
それではまた次回。