まなたろぶろぐ

福岡大学卒 社会人2年目

UXデザインの行動観察

こんにちは。

 

塔村です。

 

昨日のゼミは、アカツキ福岡、メルカリ、Wantedly、福岡市役所の方々がいるという凄まじい圧力のなかで活動いたしました。緊張しましたが、新しく始めたバイトはWantedlyを通してということもあり、実際にお会いできてとても嬉しかったです。改めて森田先生半端ないって!と思いました。

 

さてさて今回はタイトルにもある通り「行動観察」をしました。先生が常に大事だとおっしゃっている観察ですが、記録をとったりそれをもとに話し合ったり、きちんとやるのは今回が初めてで、結論からいうととても難しかったです。(ここ最近難しいって言いすぎなんだけど本当にそうなんです。泣)

 

行動観察を経て最終的には新しいデザインの絆創膏を考えるのが今回の目標。ユーザーの気持ちをより理解できるよう「思考発話法」を用いて行いました。「思考発話法」とは感情を言葉にすることです。ものの状態や事実を述べるのではなく、ユーザーが思ったことをそのまま口に出すことがポイントとなってきます。グループでユーザー役と観察役に分かれ、観察する人はユーザーが絆創膏を箱から出し、ゴミを捨てるまでの細かい動き、発した言葉を記録します。

 

【観察において大事なこと】

仮説をたてない固定観念からの脱却

「人」を観察→「モノ」ではない

何でもいいからとにかく記録する→どこになにが隠れているか分からないし、後で確認できないから

 

行動観察記録をまとめ、そこから読み取れる行動エラー、つまりユーザーは何に困っているのか一番コアな課題は何なのか、をグループで話し合い、新しいデザインの絆創膏を考え出します。

 

私たちは”ユーザーが発話した回数が多かった観察事象”に注目しました。ユーザーは絆創膏についている2枚のはくり紙(中の白い紙)のうち1枚をはがし、怪我している部分に絆創膏を貼り、それからもう1枚のはくり紙をはがしました。

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半分はがした部分が「手にくっつく」

手にくっついたことにより粘着力がおち、怪我の部分に「くっつかない」

なかなかできないから「まじでむずい」

なんとか貼れたものの「ぐちゃぐちゃになった」

 

この「ユーザーの言葉」から私たちは手につかないけど粘着力がしっかりあり、簡単に貼れるということで修正テープ型のデザインの絆創膏を考えました。なかなかいいんじゃないかなと自分たちでも納得のいくアイデアでしたが、発表したら見事に先生にはね返されました。

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それじゃユーザーが何に困っているかが分からない。

ユーザーはどうしてほしいの?

 

UXデザインとはユーザーのポジティブな体験や満足を得られるように感情・行動・態度をデザインすることです。私たちはモノのことばかり考えていて、ユーザーのことを全然考えられていませんでした。本当にそこが一番困っているところ?観察事象が多いところの方が課題なんじゃないの?と先生に問われ、自信を持って答えることが出来ませんでした。でもまだユーザーが思考発話法に慣れていなくて本当に困っているからこそ発言が減ってしまったのではないかとも考えられるし、でも時間がかかっていたのはやっぱりその部分だと後から考えたら思うし。。。ああああああもうわかんない。家に帰ってからもずーっともやもやしてて一日たった今でも何が正しかったのさっぱりです。

 

悔しいけど、でもこうやって失敗を重ねないと学べないし、こんだけできないってことは伸びしろがあるってこと。なんてポジティブに考えるようにしないとこの先やっていけません。はあ。。頑張ります。練習あるのみ。質より量。観察力。。。

 

それではまた次回。