#日常を旅化するには
こんにちは。
塔村です。
一昨日のゼミは、旅を学ぶ最後の回でした。
前半は、主に嶋田さんへの質問タイムでした。
・旅にかけるお金や時間の管理はどうすればいいのか?
昔に比べて通信技術の向上や公共交通機関の発達で旅がより身近なものになったのと同じように、この先、旅は増々しやすくなると予想される。だから普通に働いて普通にお金を貯めれば空いた時間で旅ができるはず!嶋田さんの場合は、転職をするときに、次の仕事に就くまでの間で旅をすることもあるそう。稀に旅先で仕事を見つける、なんてことも。
・例えば、いつもと違う道を通って帰るなど、視点を変えようと思ったキッカケは?
意識せずとも常に楽しいことや面白いことを探している。転勤族だったということも影響しているのか、そういう心が昔からあった。自分が楽しんでいる時が一番学んでいる時。
・旅をするにあたってWi‐Fiは必要か?
SIMフリーのスマホを持っているので、現地でSIMを調達する。Wi-Fiを借りるより安く済む。
・大学卒業後の進路について
卒業後、楽天に就職。そこまで苦労せずに入れた且つ、入ってからもつまらなかった。まるで金太郎あめのようにトントントンッとみんな同じようにまとめられた。だから辞めた。
・今気になっている国は?
中国→自動運転だけで成り立つ地域を見てみたい
ニュージーランド→多くの経営者が移住しているらしい
・ワーホリで滞在していたオーストラリアでの仕事は?
フィジーに留学中に出会った農家さんのところでフルーツピッキング。体力勝負の仕事すぎて腰に負担がかかり怪我を負った。
ここで印象に残ったことを2つあげます。
私も、旅にかかるお金や時間の変化は嶋田さんが仰ったように、今後ますます加速し、旅人にかかる負担ももっと減ると思います。しかし、旅に出る・出ないを決めるのは自分自身であり、世の中がどう変わろうが自分が何もしなければ何も変わりません。今だって旅に出るチャンスはたくさんあります。結局、自分次第だと私は思います。
リゾート地であるフィジーは世界中から観光客が訪れますが、中でも多いのは、フィジーから近いオーストラリアやニュージーランドの方々です。嶋田さんがフィジーに留学していた時も、たくさんの観光客に出会ったそうです。たまたまオーストラリアから来たフルーツ農家さんから「うちに働きに来ない?」と声をかけられたのがキッカケで、留学後オーストラリアへ飛びました。人生って本当にいつ何が起こるか分かりませんよね。嶋田さんのように人との出会いを大切にすること、大事だなと改めて感じました。
後半は、「日常を旅化するには?」というテーマでグループで話し合いました。
私たちのグループではまず”旅”について考えました。(哲学っぽい)旅といっても、いろんな旅がありますが、大きく二つに分類されるのではないでしょうか。一つは、よーしここを目指すぞ、そのためには◯◯をするぞ、といったように、自分で計画していく旅。そしてもう一つは、行き当たりばったりのような興味の赴くままにいく旅。
次に”旅化”について考えました。何でもない日常を非日常にすること。非日常ってまさに旅の醍醐味ですよね。では、非日常にはどんなものがあるのでしょうか。グループでそれぞれ具体例や体験談をあげてみました。あえて時間をズラして登校してみたり、めっちゃ朝早くから行動してみたり、逆に夜遅く出歩いてみたり、時間帯を変える。漫画のような、ドラマのような、傘が倒れた方向に進む。ほっそい路地を通ってみたり、最短ルートの帰り道ではなく寄り道・遠回りをしてみたり、自分が普段通らない道を行く。間違えて乗り過ごしちゃたけど、戻らずに知らない駅でテキトーに降りる。非日常にする方法はたくさんありますね!こう考えると旅化の”旅”は、二つめの興味の赴くままにいく旅に値するような気がします。
では、本題の「日常を旅化するには?」について。日常を旅化するには、何でもない日常を、興味の赴くままに過ごせるような非日常にするために、自分がどのように行動するべきかを考えなければならないと思いました。話し合いの結果以下の4つにまとまりました。
・目的はあるけど手段を変えてみる
例えば、”家に帰る”という目的は同じだけど、普段電車で帰っているところを、あえて歩いて帰ってみる。手段を変えるだけで、見える世界も感じ方も大きく変わるのではないか。
・自分を試す
Googleマップに頼らず自力で行ってみたり、人を頼らず一人で行ってみたり、自分を試すと、もうそれだけで大冒険になる。
・環境を変える
実家で何もしなくても掃除、洗濯、ご飯など不自由なく過ごせたのが、一人暮らしをして環境が変わると、全て自分でやらなくてはいけなくなり、考えることも増える。
・人からの影響を受ける
自分の知識や価値観を超えた影響を人から受けることも旅化への一歩。
他のグループで出た話もすごく面白くてなるほどなと思いました。
・立場、見方を変える
・考えたり、読書をしたりするのも旅
→日常は旅だ
・旅かどうか決めるのは自分
・ルーティーンを作らない
・直感を大切にする
・ゆとりあるスケジュールを立てる
→突然の変化にも柔軟に対応できるように
→キツキツだと結局いつもと変わらない
”旅”と聞くとどうしても、どこかに行く、向かっているのをイメージしてしまいがちですが、考えるという行為や読書そのものも”旅”だ、という意見を聞いて、そういう考え方もあるのかと揺さぶられました。
読書も旅、ということで次回からは「文学」を学びます!
事前課題はフランケンシュタインを3回読む。今必死に読んでます。
改めまして、嶋田さんありがとうございました。
それではまた次回。