まなたろぶろぐ

福岡大学卒 社会人2年目

NO MORE レジ袋

こんにちは。

 

塔村です。

 

この度私は、「学生チャレンジプロジェクト」(以下学チャレ)というものに応募しました。学チャレは、学生の自発的な企画を福岡大学が支援するという取り組みです。

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創立75周年を記念して2005年に設けらた歴史あるプロジェクトですが、私は学チャレの存在自体を知りませんでした。今年4月ごろ何気なくFUポータルを閲覧していると、この学チャレの募集要項が目に入り、なんだこれは!やりたいという気持ちになりました。

 

過去のプロジェクトを参考にすると、本当に様々なジャンルから学生が考えた独自の活動をしており、私は何をしたいんだろう、どんなことだったら意味のあるプロジェクトになるだろうと考え、悩みました。このプロジェクトは、大きな規模になることに加え、長期的なものになるので、本当に自分がやりたいことではないと説得力も持続力もないなと思いました。

 

そこでふと、以前から私が気になっていたことを思い出しました。これだぁぁあああそれは、レジ袋についてです。福岡大学内で使われるレジ袋は、ほとんど綺麗な状態ですぐに捨てられてしまっていて、すごくもったいないと見るたびに感じていたので、その無駄を少しでも減らせないかと考え、「NO MORE レジ袋」と題して、レジ袋の削減対策に取り組むことに決めました。

 

最初はこのプロジェクトに一人で取り組もうとしていました。何しろ私はリーダーシップの欠片もなく、先頭に立ってみんなを引っ張っていく自信などなかったからです。さらに、ただただ自分がやりたいと思っている、内容のふわふわしたものに、誰かがついてきてくれるのかなという不安もありました。

 

しかし私は、このプロジェクトで福岡大学を変えたいと思うのと同様に、これを機に自分自身も変わりたい、そう強く思いました。森田先生の後押しもあり、一緒に活動してくれるメンバーを募ると、なんと4人も手を挙げてくれました。本当に本当に嬉しかったです。私と同じ気持ちでプロジェクトに参加してくれるというのはもちろん、メンバーがいてくれることによりアイデアの幅も広がって、話し合いもプレゼンの準備も円滑に進められたので勇気を出して誘ってよかったなと思うし、みんなには本当に感謝しています。

 

 

さて、すごく前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。本日の放課後、プレゼンテーションによる選考を終えました。

 

私たちの案をざっくりとご紹介します。

【プロジェクト名】NO MORE レジ袋

【プロジェクトの背景】環境問題、世界のレジ袋削減対策、レジ袋の寿命

【プロジェクトの目的】グローバル人材の育成、環境問題への取り組み、コスト削減

【対策】①レジ袋セルフサービス、②運搬用カゴの設置、③いる人・いらない人に分列、④レジ袋に印刷(メッセージ性のある文字やイラストなど)

【予想される成果】学生のレジ袋に対する意識の変化、レジ袋使用量削減、削減された経費を他の何かに活用

 

プレゼンは緊張しましたが、なんとか無事に終えました。(途中3回くらい同じこと言ってバグった奴みたいになったのは秘密。)

 

問題は、ドキドキの質疑応答タイムです。トップバッターに発表したことも影響しているのか、先生方からこれでもかってくらい質問されました。質問事項を簡潔にあげます。

・計画の実施場所はどこなのか?また、プロジェクトに関して業者からの許可は得ているのか?

・ビニール袋が問題なら紙袋はどうなのか?

・列を分けることにより偏りが生じる可能性があるのではないか?

・レジ袋に印刷だけして、プロジェクトの周知はどうするのか?

・月間消費量や消費量の多い時間帯などをリサーチしてプロジェクトを行う前後で比較してみるとより面白いのではないか【意見】

 

仰る通りでございますというようなことから、わおそれ考えてなかったということまでご指摘いただき、大変ありがたかったです。正直怖かったけど、とても勉強になったし、もし採用されたら今後の参考にしたいと思いました。以下は、質問に対する答えをその場でお答えした内容です。

・計画の実施場所はどこなのか?また、プロジェクトに関して業者からの許可は得ているのか?

→オアシスで実施する予定。現段階では正式な許可は得ていないが、もしプロジェクトが採用されたら申請する。オアシスで不可能な場合、4号館の売店近々オープンするセブンイレブンにも協力してもらえるか確認する。

・ビニール袋が問題なら紙袋はどうなのか?

→このプロジェクトのきっかけが”すぐ捨てられてしまう袋がもったいない”ということから始まったため、紙袋にして同じようにすぐ捨てられてしまった場合、本来の目的から外れるので、お伝えした4案で検討している。しかし、プロジェクトを進めていく中で試行錯誤し紙袋にすることで良い結果が得られそうと判断できた場合、紙袋も取り入れることを考慮したい。

・列を分けることにより偏りが生じる可能性があるのではないか?

→ピーク時を避けて計画を実施する予定。また、いる人の列には①のセルフサービスの案と合わせて取り組み、効果を図る。観察調査や実施結果からより良い方法が見つかれば、それも検討したい。

・レジ袋に印刷だけして、プロジェクトの周知はどうするのか?

→張り紙、ポスターなどで活動の告知を行う予定。

・月間消費量や消費量の多い時間帯などをリサーチしてプロジェクトを行う前後で比較してみるとより面白いのではないか【意見】

→その考えは私たちだけでは思いつかなかったので今後視野に入れて参考にしたい。

 

プレゼンは、自分たちのプロジェクト内容を発表するだけでなく、違った角度から自分たちのプロジェクトを見つめなおす良い機会だなと感じました。先生方のザ・大人って感じのリアルな意見や、完璧だと思って用意した資料や考えにも抜け漏れがあり、客観的に自分たちを捉えることができて、すごく有意義な時間になりました。

また、他の5組のプロジェクトもすご~いと思うものばかりで聞いていて関心したし、プロジェクト内容やプレゼンの仕方がとても勉強になりました。本当にどれも興味をひくものでそれぞれについて書きたかったのですが、文字数がエグいことになりそうなので、今回は控えます。

 

ひとつ、読むスピードは良かったのですが、棒読みになりすぎたことが反省点です。用意していた原稿を読むだけになってしまったかなーと思っています。私の母は、PTAの会長をしていたことがありますが、運動会か卒業式か何かで代表の挨拶をする際に、何百回も練習し暗記したほどだといいます。私もそれくらい準備が必要だと反省しました。

 

とりあえず終わってホッとしました。結果発表は今月末。あとは祈るばかりです。

 

それではまた次回。