福岡から東京 〜ヒッチハイクの旅〜

こんにちは。

塔村です。

この度、念願だったヒッチハイクをしました！

福岡から東京まで約1,100kmの旅！

そもそも何故、ヒッチハイクをしようと思ったのか？

それは、経費削減のため、帰省のため、人生で1度は経験してみたかったから、など複数ありますが、最大の理由は、普段の生活では巡り会えないような人に出会えるからです。具体的な数値は分かりませんが、人と出会う確率はかなり低いです。それを少しでも高めるためには自ら行動するしかない、そう思いました。

初めてだったので、もちろん不安や緊張はありました。でもそれよりも楽しみが大きくて前日はなかなか眠れませんでした。

ちなみに持ち物はこんな感じです。

ザックは前日に買いました。笑 

どこまで行けるか見通しが立たなかったので、宿泊先などは予約しませんでした。SAや高速道路の名前すらきちんと調べずのほぼノープランでした。笑

そんなこんなでいよいよ当日を迎えました。

【11月4日(日)12:05 ＠福岡】

本来ならばIC前に立ち、高速に乗る流れでいくのが一番手っ取り早いですが、私はIC前まで行く交通費さえもケチったため、一般道から始めました。

最終目的地が東京とはいえ、ボードには小刻みに書いていった方がいいのかなと思い、まずは小倉を目指しました。

心臓バクバクになりながら頭の上にボードを掲げ、博多の堅粕2丁目というところからいざスタート！！！

スタートしたはいいものの、これでいいのかという不安とまるで宇宙人を見るかのような視線の痛さに恥ずかしくなり、開始3分ほどで心が折れかけました。けどここで諦めたら何も始まらないし今までと何も変わらない。きっと誰か停まってくれるはず。そう信じて立ち続けました。

すると開始から約30分後。ついに1台の車が停まってくださったのです！中からお兄さんが出てきて、小倉の手前まででもいいなら乗っていきな！と。泣きそうなくらい嬉しかったです。ここから本格的に私のヒッチハイクが始まりました！

自己紹介やヒッチハイクを始めた理由などを話しながら下道をひたすら進んでいき、途中で「寄り道していい？」と聞かれたので、どこに行くんだろうなぁと思っていたら、宗像大社に到着。私はそこで初めて知ったのですが、宗像大社は交通安全の神として信仰を集めています。私のためにわざわざ祈願してくださり、「東京まで気を付けてね」と御守りまでいただきました。

 そのあとアイスクリームをお御馳走になったうえに、小倉の手前までのはずが、小倉の先まで送ってくださったのです。

今日出会ったばかりの、しかも一番最初に乗せてくれた方がこんなに優しいとは。。。この方のおかげでヒッチハイクを始めることが出来たので本当に感謝しかありません。

ありがとうございました！

【11月4日(日)15:38 ＠福岡】

次は広島を目指そうと思いました。

東本町2丁目という関門トンネルの手前あたりで気持ちを新たにスタート！！！

車に乗っている人だけでなく、歩行者からの視線の痛さも感じながら30分間立ち続けました。すると、赤信号で一番前に停まっていた車の方が手招きして呼んでくださったのです！ダッシュで駆け寄り、乗り込みました。

どうして乗せくださったのか伺うとその方も大学生の時ヒッチハイクをした経験があるそうで、その恩返しにとおっしゃっていました。

その方は山口県宇部市にお住まいで、この日は北九州に来ていた帰りだったそうです。国道2号線を走っていたので、このまま行っても誰も停まってくれないかもと心配して下さり、「暗いし女の子だし危ないから今日はもうここで泊まりな。明日の朝早起きして始めたほうがいいと思うよ。」と宇部市にある2号線沿いのホテルの前で降ろしていただきました。

福岡から抜け、本州に入ることができ嬉しかったです。

ありがとうございました！

【11月4日(日)17:43 @山口】

助言通りこのまま泊まるか。。と考えました。

が、、、

ん、、、？

まてよ、、、

全然進んでなくね！？！？！？

え、このままだったらいつまで経っても東京行けなくね！？！？

よし、進もう。

そう決めて再び広島と書かれたボードを手にスタート！！！

信号がなくビュンビュン車が過ぎていく2号線で、運転手の顔を一人ひとり見つめながら誰か乗せてください、と心から願いその時を待ちました。

暗くて見えにくいと思い、スマホの懐中電灯をボードに照らす工夫もしましたが、停まってくださる車の気配がせず、場所が悪いのかと移動することにしました。明るいところまで行こうとテクテク歩いていると...横から「ヒッチハイクしてるの？乗っていく？」と声をかけてくださった方が！！！すぐに飛び乗りました。

スケッチブックを持っているとはいえ、何故ヒッチハイクと分かったのだろう。何故乗せてくださったのだろうと思い、その理由を伺いました。その方は私が突っ立っているのを見て、わざわざ戻ってきてくれたそうです。（そういえば一番最初の方もそうでした。）

しかし、その場所におらず”あれ、あの子いなくなったな”と思っていたところ、歩いていたのを見つけ、声をかけたそうです。また、過去に2回ほどヒッチハイカーを乗せたことがあるそうで、その経験からするとあのままだったらきっと誰も停まってくれないだろうと、乗せてくださいました。

そして、なんとなんと高速道路に乗りました！！！広島の下松SAで降ろしてきただき、最後に「これ足しにし！」とジュースとパンをくださいました。

ありがとうございました！

どうなることかとドキドキしていましたが、初めてで何も知らない私でも出来てしまうという驚きと同時に乗せて下さった方々には感謝でいっぱいです。

開始から7時間。距離にして約200㎞。

福岡から広島まで進むことができました。

まだまだ先は長いです。

②に続きます！

それではまた次回。