まなたろぶろぐ

福岡大学卒 社会人2年目

「はたらき方の未来・オフィスの未来」を考える講座&ワークショップ

こんにちは。

 

塔村です。

 

昨日、こちらのイベントに参加してまいりました。
workmill.jp

 

「はたらき方の未来・オフィスの未来」というテーマで講座とWSが行われた場所は、株式会社オカムラさんが運営する共創空間、 Tieです。椅子や天井、独特な壁など全てがオシャレ、、!と思いました。イベント開催前にオカムラのオフィスも見学させていただいたのですが、オフィスレイアウトの事業をされているということもあり、細かいところまで業務の効率化社員のことを考えた工夫が施され、感激するばかりでした。実際に椅子に座らせていただいたり、昇降テーブルを動かして見させていただいたり、貴重な体験でした。

ちなみに、株式会社オカムラ福岡大学の図書館やトイレのデザインも手掛けておられるので実はご縁があるんです。

okamura.co.jp

 

ところで、そもそもプレ金大学とは、というところなのですが、経済産業省が推進しているプレミアムフライデーはご存知かと思います。プレミアムフライデープレ金)には、早めに仕事を切り上げて食事やショッピングなどを楽しむことの他に、会社とは違う知的刺激に触れる機会を増やすことも目的の一つとされており、それに沿った社会人向けイベントが「プレ金大学」と呼ばれています。開催日は必ずしも月末金曜日とは限らないようです。

 

 

イベントの前半は、「みんなで創るはたらく場所論」について株式会社オカムラ米村さんと森田先生によるトークセッションが行われました。

 

米村さんからは、オフィスの起源時代の流れと共に変化するオフィスについてお話しいただきました。経営心理学という講義でテーラーの『科学的管理法』を学んだので、森田先生のように友達感覚であぁテーラーね、とまではなりませんでしたが、ん!なんか聞いたことあるぞと学びなおす良い機会となりました。また、日本は人口減少に伴い、労働人口も著しく減少しています。その影響で、労働者を統括するスタイルである従来の”オフィス”ではなく、個々を尊重した多様性が近年着目されています。このように働き方は変化し続けているのです。

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森田先生は、ビジネス環境の変化についてお話されていました。ビジネス環境の変化には、①デジタルトランスフォーメーション、②フィンテック、③モノからサービスへの3つがあります。ビジネス環境の変化とは、ゲームチェンジとも言い換えられます。f:id:manataro1112:20190531002407j:image
ゲームチェンジ、つまり稼ぎ方を変えるということは、”知の進化””知の探索”両利きの経営が必要となってきます。知の進化とは、現在やっていることの改善であり、知の探索とは、新しいことを探すことです。多くの日本企業は、知の進化は得意だったり、力を入れていたりするのに対し、知の探索はなかなか出来ていないという傾向がみられます。私が生きている20年の間にも様々な変化があるように、この先も時代は大きく変わります。その変化に対応するためには知の進化だけでは難しく、知の探究も重要となってきます。

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後半は、お二人のトークセッションをふまえて、各テーブルでアンカンファレンスを行いました。アンカンファレンスとは、参加者がそれぞれ話し合いたいテーマを出し、対話をすることです。聞くというインプットだけでイベントを終わらせるのではなく、アンカンファレンスを用いて聞く→考える→話すという流れを作り、学びや気づきを増やし、次に繋げます。

 私たちのテーブルでは、株式会社地域環境リノベーション計画の松口さんと株式会社レイメイ藤井の桐島さんと「知の探索とオフィスのあり方」について話し合いました。私はなかなかアイデアが浮かばず、最初はずっと黙っていたのですが、桐島さんが「コワーキングスペースを活用するのはどうか」とご意見を出してくださり、おかげで円滑に話し合いを進めることができました。

私はコワーキングスペースの受付のアルバイトをしています。本当に様々な業種の方が利用されているのを見ているので、コワーキングスペースを活用することは幅広い分野の方々を知る良いきっかけになるのではないかと思いました。また、イベントに参加することで新たな出会いが生まれ、その出会いがさらに新しいネットワークを築くことも予想されるので、そういった”社外との繋がり”が個々や会社全体の”幅を広げる”のではないかと考えました。

松口さんが、「いつでも探究ができるように準備をしておくことは、いつでも良いバッティングができるよう素振りをするのと同じ」と仰っていて、まさにそうだなと思いました。それは、今の自分にも置き換えられることでもあり、非常に共感しました。商学部だけど、哲学やら旅やら教養を学んで、引き出しをいっぱい作っておく。それがいつ役立つかは分からないけど、急にそれらが必要になってもその時に学ぶんじゃ遅いから、今のうちからコツコツためておくことが必要なのです。

自分には関係ないとか、興味がないからといって何もしないのではなく、社外との繋がりを積極的にもち、自分の幅を広げることが、知の探究に結び付くのではないかと考えました。社外との繋がりや幅を広げる場は、家と会社・学校以外のサードプレイスと呼ばれる場所であり、それがまさにTieなのではないか!という結論に至りました。

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私のような大学生でも、今回のイベントのように様々な業種の方々とお話をする機会があるのは本当に有り難いことだと思います。今後も積極的にTieさんを活用させていただいたり、他にも色々な場所に出向いたりして、自分のなかの知の探究を向上させたいと思います。

 

社会に出て働くという経験が未だ無いため、難しいテーマではありましたが、株式会社オカムラさんをはじめ、参加者の皆様にはこのような貴重な体験をさせていただき感謝致します。ド下手なグラレコにもお褒めのお言葉を頂き大変恐縮です。

 

それではまた次回。