まなたろぶろぐ

福岡大学卒 社会人2年目

消費者行動論②

こんにちは。

 

塔村です。

 

先週の金曜日の消費者行動論について書きます。

 

〈人は無料に弱い説〉

突然ですが、もし300円が100円に値下げした高級クッキーを買うのと10円の安いクッキーが無料でもらえるのなら、みなさんはどちらを選びますか?きっとお金を払わなくていい後者を選びますよね?私も迷わずそうします。でも経済学的に考えると、確実に前者の方がお得です。安いクッキーは10円の得に対し、高級クッキーは200円も得なんですから。冷静に考えるとそんなことは誰でも分かかりますが、何故だかみんな無料に弱いのです。LINEのスタンプを無料のやつしかダウンロードしない私のように。

今日色んなゲームアプリがありますが、大半のものは無料だし、大半の人は無料のゲームをインストールしていますよね。私は高校生の時LINEバブルにハマっていました。にんじん1個で1ゲームできる仕組みで、にんじんはMAX5個。1個消費したら1時間後くらいに1個復活、というように無料でも十分楽しめます。友達からもらうこともできるので、1時間待ちきれないときは友達に「にんじんくれー」とすがりついていましたが、にんじんを含めLINEバブルに課金したことはありませんでした。

周りでもゲームをしている人はたくさんいるものの、課金までする人はめったにいないので、何故無料なのにゲームアプリは成り立つの?と不思議でした。前回の消費者行動論でこの長年の謎が解けたのです。

 

結論からいいますと…

・ゲーム業界では母数が多いからそのうちの数%が課金してくれるだけで儲かる

・基本は無料だが一部進んだバージョンや、プレミアム版は有料

→このモデルをフリーミアムと呼ぶ。(フリー+プレミアム)

 

つまり、「入り口ほいほい、あとがっぽり作戦」というわけです。

 

無料ではありませんが、同様のビジネスモデルが他にもあります。

例えばコピー機。私の家ではコピー機をよく使います。親がインクを買うのについて行ってインクの値段を見たとき、高!!って思った記憶があります。でもコピー機本体はそこまで高くないのです。その入り口を作ることでユーザーは買いやすくなります。それをきっかけとして、インクを買うに繋げる。インクは必要不可欠ですから、ある程度高くてもユーザーは買わなくてはなりません。

 

また、講義で先生が例に挙げていたカミソリ。本体1,080円、替え刃2,180円。まじかー!驚きでした。これはそもそも、ジレットという会社がカミソリ本体を無料で配った(おまけとして付けた)ことがはじまりとされています。

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この仕組みを「直接的内部相互補助」と「FREE」という本の中で呼んでいます。でもわかりやすくジレットモデル」でいいみたいです。

 

このように世の中には無料!激安!をきっかけとして、その後何らかの形で利益を得るモデルがたくさんあります。たしかに、サンプルで渡されたものってなぜか特別で(きっと無料だから)、それがよかったら同じもの買おうとか何らかの興味は沸きますよね。しかし、全く興味を持たない人も中にはいると思います。企業はそれを見越して無料ないし激安を幅広く提供し、ひっかかった(言い方悪い笑)数%の人をターゲットにしているのだと思います。その数%の人がSNSなどに広めて繋がっていくことで、結果的に多くのユーザーを得られるのではないかと考えます。

 

ここでひとつ私の中で疑問が生まれました。よく街中で栄養補給ドリンクのモンスターやレッドブルを配っているお姉さんお兄さんがいます。あれって無料ですよね。でも既に有名な飲み物だしみんなほいほいもらうけど、どういう仕組み、というか何故あの活動をしているのだろう。知ってる人がいたら教えてほしいです。ちなみに私は何度かその場に遭遇しましたが、勇気がなくて一回ももらったことありません。笑

 

あと本当は合理性とかを先生が説明してくださいましたが、難しくてカットしました。もう一回同じ講義受けたいです。笑

 

それではまた次回。